テクニックはあるがサッカーが下手な日本人(その2)2010/12/16

筆者が本当に言いたかった題名は「テクニックはあるがサッカーが下手な日本人」ではなく、「テクニックがありサッカーは出来るが、フットボールが苦手な日本人」なのかもしれません。

ヨーロッパでは、オシム監督も言っている通り、フットボールは模擬の人生経験であるという考え方があるようです それは長い歴史に培われた文化なのかもしれません。


  カオスであり、手を使わないフットボールはミスの連続です、その一瞬一瞬に最良の答えを求め、行い、さらにミスを繰り返します.
 しかしピッチ上には、頼るべく指導者も親もない、敵以外は自分と仲間しかいません、その中で自分で判断し、または仲間と導き出した答えに責任を持たなくてはなりません、個人での突破も時には必要ですが、時として一人よがりの行動だけではどうしようもない場合があります、そんなとき仲間を信じチャレンジし、ミスを助け合いながら、初めて最良の選択、最良の結果(勝利)が手に入る・・・素晴らしいことです。

(一方スペインでは、実力のない子は下のカテゴリーに落とされる厳しさもあるそうですが・・・それこそ社会の縮図ですね、)

これからの子供達には是非 フットボールが上手な(世の中を上手く渡っていける)子になってもらいたいと思うのですが・・・

 それにはどうすればよいか?


第1 兎に角フットボール(生きるということは)は楽しいと思うようにする

   楽しいというのは、ふざけるやいい加減なという意味ではありません、楽しいと
        は、①夢中になれること
            ②課題を克服すること
            ③仲間がいること
            ④勝つこと      (ですかね?)

第2 「ボールを止める、運ぶ、蹴る」を自在にできるようにする(生きる術を学ぶ)

   ここでは、要素還元論的にマーカを使うなどの練習もありだとおもうのです
   が・・・しかし、こればかりでは悪い習慣化に陥る可能性が・・・
   (バランスが難しいですね)

第3 良い習慣を身につけて沢山のカオスに馴れ、悪い習慣化をさせない

    早いうちからカオスに対する練習を始めてもよいのかもしれません ちびっ子の頃
   から1対2 や2対3 ポゼッションゲームもありだと思います。でも一番はミニゲーム
   かも

第4 チームワークの大切さを教える その上で戦術を教える 

    チームワークが簡単そうで一番難しいのかもしれません、勝つことと負けへの折り
   合いをつけること・・・これは次回子供達向けに書きたいと思います
   戦術については難しく考えなくてもOK プレー原則(モウリーニョの理論です)程
   度をお教えることは可能だと思います。前線からプレッシャーとか、サイド攻撃と 
   か、きょろきょろしてマンTOマンのDF程度ですが・・・

第5 自分で判断し行動し責任をもつようにする

    これはサッカーばかりの事ではありません、一番大事な指導者はお父さんお母さん
   方ですね。
   最近出会ったサッカーの本は育児書のような内容です、まさにフットボールは模擬
   の人生・・・これも日をあらためて是非お父さんお母さん方に日々の指導者になっ
   てもらえたら、学校での態度も変わっていくとおもうのですが・・・ちなみに、家
   の指導者はなかなか手強いです(^_^;)・・・

子供たちにフットボールが上手くなるためには、何が最良の方法か?・・・哲学のようになってきましたが最良の練習方法は個々の子供たちと見つけていくしかないですね。
 それは終わりのない楽しい冒険なのかもしれません・・・


 

 



  


  


   

  

 

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