テクニックはあるがサッカーが下手な日本人(子供たちへ) ― 2010/12/19
勝ちにこだわる (スペインでバルサのコーチをしていた人のお話)
勝ちにこだわるからこそ、
ツライ練習も耐(た)える事ができ、もっと上手になれる
勝ちにこだわるからこそ、
時には仲間とぶつかりながらより強いチームがつくられていく
勝ちにこだわるからこそ、勝った時の喜びは格別なものがある
みんなはどう思う?
やっぱり負けるより勝った方がいいよね。
勝っても負けても、どちらでもよいような気持ちでたまたま勝った試合と、絶対勝てそうもないような相手に、必死に仲間と練習して勝った時と(イナズマイレブンみたいに(^_^)v)では、うれしさがちがような気がするのですが・・・
フットボール選手は負けず嫌いで良いと思います。
そのぐらいでないと、試合でボールをとれないし上手くならないもんね。
でも勝ち負けにもいくつかあるね
① 試合で勝った負けた
② ライバルに勝った負けた
③ 自分に勝った負けた
① 試合で勝つにはどうしたらいい?
点をいっぱいとって、点をとられなければ勝てるね、
それは、ひとりでできるかな?
11人が頑張らないとできないね
勝ちにこだわるなら、仲間と協力しなければ勝てない、そうして、ドリブルなのかパスなのか一番点が取れる又はとられない良いプレイを選択する必要があるね。
勝ちにこだわるなら、いつでも何が勝つために一番必要なプレイか考えよう
② ライバルに勝った負けた
これはテクニックのことだね、ライバルは他のチームかもしれないし、自分のチームかもしれない、「あいつを抜いてやる」「あいつからボールをとってやる」「あいつからレギュラーをとってやる」そんな気持ちが、上手になろうと努力する力になるね。
でも一つ注意、あまりにも負けるのが嫌で仲間とけんかになっちゃうことがあるね、ケンカしたら上に書いてある仲間と協力できるかな?
みんなウィニングイレブンで負けそうになると電源切ったことある?
自分が勝っている方だったらどう?つまんなくない?
そんないい加減なことするとサッカーがかわいそうだね
サッカーだもの勝つこともあれば、負けることもあるよね、負けても全力で戦えば、上手くなるとおもうんだけど、電源切っちゃったらいつまでも上手くならないね、本当の試合じゃ電源ないし(^_^;)
特に仲間とミニゲームで勝ち負けでケンカするのは時間がもったいないね、ケンカしてるヒマがあったら試合をしよう!そうして、上手な子はうまいとみとめて、それに勝てば自分はもっとうまいとおもえればgood、さらにみんなが上手くなれば very good
とっても強い相手とやると沢山点をとられることがあるね、でもその相手から1点でもとったら、それもライバルに勝ったことにならないかな?あきらめたらおしまい、試合に負けてもライバルに勝てるよう頑張ろう
③ 自分に勝つ
上手な子は勝ちたいために、失敗した子をおこることがあるね
一番うまい子に怒られた、うまくない子は次に良いプレイができるかな?
それはチームが勝つために一番必要なプレイ?
それはうまい子のわがままだね、自分の気持ちにまけているということかな?勝つために、仲間が良いプレイをするためにガマンできれば自分に勝ったことになるよね。
もうひとつ「サーカスのゾウ」というお話があります。
「サーカスのゾウは、小さいころ太いクサリと鉄の棒につながれてどんなにはずそうとしてもはずれない経験をすると自分であきらめてしまって、大きくなってから、細い木の棒に細い糸でしばられただけで『もうぼくはダメなんだ』と勝手に思い込んで逃げないゾウになってしまう」んだって、(*_*;
自分で、もうぼくには出来ないって決めてないかな?
大事な試合の前や沢山試合をした後の最後の試合にお腹がいたくなったり、足がいたくなったりしたことはないかな?
ぼくには出来ないからボールから逃げたりしたことは?
サッカーは足でするスポーツだから失敗が当たり前なんだって。メッシも試合の中で簡単にボールを取られることが何度もあるし、
自分でサーカスのゾウになってないかな?失敗したら次に頑張ればOK、
チャレンジしなければいつまでたっても、失敗もできないよ!
Jリーグユースから何人くらいが日本A代表になっているか知ってる?
U-17の時は95%(10人の9人)がJリーグユースなんだって。
それが、A代表は10%(10人に1人)(01-08年の統計)
今の日本の20歳以下の代表は、4月~7月生まれで体が大きくてスピードのある選手が選ばれることが多いんだって。でも、本当にフットボールのうまい子はそういう子じゃない証拠かもしれないね。
自分で決めてしまうのはもったいない、もっともっと上手くなりたいと思って練習すれば、まだまだいっぱいみんな可能性をもっています。
サーカスのゾウにならないでがんばろう!!
まずは 絶対に勝ちたいと思うこと、それには、何が一番良い方法かを考えること、自分がどうすればよいか、仲間とどうすればよいか、そうして自分自身をあきらめないこと、それが勝ちにこだわることなのかもしれないね
そうすれば、みんな立派なフットボーラーさ!!!
最近のコメント