おきて4 成功のイメージを描かせる(その4)2012/01/05

まずは 「この子達は苦手なこと、難しいことに挑んでいるんだ」と思うことからはじめたらどうでしょうか?


実際手を使わないサッカーはとても難しいんですよ(^-^)


 もしかしたら「この子は○○が出来ない」という所ばかりみていませんか?


 出来ない子に「惜しい もう少し」「ナイスチャレンジ」というと必ず笑顔が返ってきますし、すぐにボールを追いかけていきます。

 「何している・・・そんなことも出来ないのか」と言われた子の多くが下を見て すぐにボールを追わないことが多いと思います

 

子供達は とても難しいことにチャレンジしていて、それを楽しんでいるんだと思うことから始めてみませんか?

 

一番初めに書いた 初めてのことをやらせようとした時の子供達の反応


「俺出来る」 という子は、だいたいのイメージが頭の中に出来ているのだと思います

(中にはノーイメージでなんでも「出来る」という子もいますが(^_^;)

そのとおりに体を動かすことは難しいことですが、何度かチャレンジすれば すぐに出来るようになるはずです。

 

「そんなの無理」という子は、何度かお手本を見せたり、上手な子のプレイを見せたして、まずはイメージを抱かせること
 根気のいる作業かもしれませんが、成功をイメージさせることから始めてみませんか?

 

すると怒られていては身に付かないようなプレイが出来るように・・・なりますかね?(^^




フットボールで子供を伸ばす方法(その6)2011/02/18

④ デンマークサッカー協会の10カ条

 子供たちに考えさせ、判断し、行わせる 失敗しても受け入れる。

 一見 素晴らしことに思えますね。

 でも、本当にその判断は良いのか?
 間違った判断を繰り返していったら、かえって逆効果なのでは・・・

 フットボールでは、間違った判断をしても試合に負けてしまうだけ
 自分がレギュラーはずされるだけ(怒られますかね?(^_^;))
 ですが・・・
 
 でも、ディフェンスラインを上げて狭いエリアの中でボールを奪いポゼッションサッカーをする・・・
 引いて守ってカウンターアタックをしかける・・・
 などのチームコンセプトを無視したエゴイストなプレイ等では、
 人に迷惑をかけ、チームのためにならないこともあります。
 
 前日に準備をしなければ明日の朝にするなんて絶対に無理・・・

 そんな、ベターでない子供の判断に対してどう対処すればよいのでしょうか?

 本著では、ドリブルを始めたら止められないエゴイストな子に
 こんな指導をしています。
 ミニゲームでコーチが入ります、そしてその子にパスを出さない
 当然その子供イライラしますが、
「君にパスを出すとかえってこないんだもの出さないよ」と言って出さない
 そのうちマークがはずれフリーになったところで、パスを出すのだそうで
 そうすると簡単にゴール(^_^)
 パスをもらう嬉しさを実感すると、次に出せるようになるのだそうです。

 前日に準備をするメリット 次の日忘れ物する可能性が低くなる
 お寝坊していられるなど   合理的な やっておいて良かったな、
 なんて思える経験を積ませることが一番よい方法なのではないでしょうか?
 
 根気がいりますが・・・ 
 でも育てることを念頭に、
 促成栽培ではなくじっくり身につく教育が出来れば最高ですね
 忍耐が必要ですが・・・(^_^;)

 うちの勉強をさせる方法をひとつ 賛否両論あると思いますが・・・
 「勉強しなくてもパパはちっとも困らないよ、
  でもね、勉強もしないで嫌なことから逃げて、仕事もしなかったら 
  橋の下のおじさん(浮浪者)みたいになっちゃうかもよ、
    それでよければいいんじゃないかな?自分で判断して・・・」
 そうして、実際 飯豊橋の下に行きます。
 これは効きます、賛否両論はあると思いますが・・・
 
 ゲームをなかなかやめない子に、
 「ゲームばっかりしていると目が悪くならないか?
  ゴーグルしてない方がサッカーやりやすくないかな?・・・
  (伝家の宝刀)ゲームばっかりしていると橋の下のおじさんみたいになっちゃ
  うかもよ」

 最後に本論の デンマークサッカー協会の10カ条です。

1)子ども達はあなたのモノではない

2)子ども達はサッカーに夢中だ。

3)子ども達はあなたとともにサッカー人生を歩んでいる。

4)子ども達から求められることはあっても、あなたから求めてはいけない。

)あなたの欲望を子ども達を介して満たしてはならない

6)アドバイスはしても,あなたの考えを押し付けてはいけない

7)子どもの体を守ること。しかし子ども達の魂まで踏み込んではいけない

8)コーチは子ども心になること。
  しかし子ども達に大人のサッカーをさせてはいけない。

9)コーチが子ども達のサッカー人生をサポートすることは大切だ。
   しかし、自分で考えさせることが必要だ。

10)コーチは子どもを教え,導くことはできる。
   しかし,勝つことが大切か否かを決めるのは子ども達自身だ

 いよいよ明日は6年生ラストゲームの始まりです。
 後輩達はひとつでも多くの試合を6年生と・・・
 6年生は大切な仲間たちと一日でも長く・・・
 そんな思いのつまったプレイが出来たら最高ですね。
 


フットボールで子供を伸ばす方法(その5)2011/02/12

雪ですね。(・_・;)
今日のTM残念でした・・・明日も大丈夫かな?

③ 1+1は田んぼの田

 著者が千葉大で教鞭をとっていたときにこんなことがあったそうです。
 バーベキューで
大学生 「先生(蒔きに)火がつきません」
先生  「どうやれば良いか考えてみなさい。それも勉強でしょ?」
大学生 「それは無理だと思います。だって習ってないから」(-_-;)

 我々の世代はいわゆる受験戦争時代でした
 「一流大学に行かないと幸せになれない」(なんだそれですが)
   と言われた世代でした(今はどうなんでしょうか?)
 しかし、ある意味受験は楽な部分もあります
 与えられた教材を教えられたように覚え、テストで披露するだけです。
 
 そこには、考えて、判断して、責任を持つことはほとんどありません
 機械のようにインプットしテストでアウトプットするだけ、
 そのアウトプットの成績が良ければ、まるで人生の勝者のように扱われました
 
 そういう子が社会にでると、まず指示待ち人間になります
 インプットされるのを待つのです
 次に、何が問題でどう解決するかを考えだすことが出来ないため
 誰かが問題に対して質問してくれるのを待ちます
 そして、一番の問題は自分で責任をとることができず
 すべて人のせいにします
 
 会社でうまくいかないのは、同僚・上司のせい
 家庭がうまくいかないのは、奥さんのせい
 人生がうまくいかないのは、親のせい   etc 
 
 東大をでてフリーターや有名大学を出たニートが本当にいます。
 逆に、高校時代に部活をやりながら、ちゃらんぽらんしていた奴らの方が、しっかり仕事を持ち家庭を築いているケースの方が多くみられる気がします。

 オシム監督の言葉にもあるように、
 サッカーの本質は「子供を育て成長させるスポーツ」なのです、
 考え行動し責任をもつ、いくら失敗しても笑って?(時には仲間にせめられるかもしれませんが、それを受けいれるのも貴重なことです。)すんでしまいます
 スポーツなら・・・ でも社会に出てからでは・・・

 欧州サッカーでは、1+1=2.7にならないといけない、2人で創造性にとんだプレイをすれば、2人以上の力が出るということでしょう。
 しかし、日本では、少し前まで 1+1=0.7と言われていたようです、ボールをもっている者の邪魔をしてしまう・・・
 インテリジェンスが足りない結果なのかもしれません 

 著者のまわりでは、
 「面白い選手がいない」
 「型にはまりすぎている・・・」
 ということが最近頻繁に言われるそうです。
 いわゆる、大人のサッカーを教え込まれ、教科書どおりのプレイをする、
 よくボールは回るのだけれど、自分のアイデアでプレイをする子がいない
 それはなぜか
 今はやりのポゼッションサッカーを教え込まれ、選手が自分で考えるのではなく、コーチに指示された形で攻める
 そこからはみ出る子は、はじかれてしまうからなのだそうです。
 しかし、型にはまった子は、上のカテゴリーに行って別のチームになっても同じ パフォーマンスはできるのでしょうか?
 試合には勝てるでしょうが、その一勝はそんなに大事なのでしょうか?・・・
 折角 成長できるスポーツなのに・・・

 1+1は田んぼの田  
 暗記だけではない、本当の意味でのインテリジェンス=考える力を持てる子になってもらいたいですね

 そうすれば、フットボールでも社会へ出ても 
 自立した行動が出来る子になるかもしれませんね

フットボールで子供を伸ばす方法(その4)2011/02/08

② 「恐怖の教育」と呼ばれる日本的な教育をやめましょう

 「勉強しないならサッカー止めなさい」(^_^;)
     (言ったことのないお母さんが何人いるでしょうか?)
 県外のチームでしたが、不甲斐ない負け方をして炎天下の中
    ダッシュを何十本も繰り返しているチームがありました。
 
 「○○出来ないなら罰を与える」これが日本特有の「恐怖の教育」と呼ばれる 
 命令、服従、忍耐 の図式なのだそうです。 
 子供は親、先生、コーチ?等 権威に服従しなければ罰せられるという図式です
 そうして大人は命令が教育だと思っているのだそうです。

 確かに、我々の子供の頃は部活でたたかれ鼓膜を破ったなんて、日常茶飯事でした。

 以前お話した、相撲や武道や野球等の型(フォーム)があるスポーツは間違った体の動きをした際に叩かれると矯正出来ることがあります。
 それらの名残かもしれません。
 
 フットボールでは・・・カオスであるフットボールに矯正する型はありません。

 しかし、子供たちをあおったり、干したりするコーチをみかけることがあります
 (あくまで他チームの話なのであしからず)
「そこドリブルだ」「パスだろ」「何やっている」「出来ないんじゃひっこめ」
 実際 引っ込められた子供がゴール裏でボールボーイをしている姿にはおどろかされました。
 そんなことをされて、足を使う、失敗があたりまえのフットボールで創造性のあるプレイができるでしょうか?チャレンジすることができるでしょうか?
 答えは間違えなくNOです
 
 日本代表も同じ セイフティーの横パスが多く、失敗の多い縦パスが極端に少ないプレイが多いのだそうです。
 それは、恐怖教育の弊害のひとつと言っています。

 ストレスである命令を繰り返すことによって、話が聞けない子供を量産するか、
 万が一聞くことが出来たとしても、指示がないと動けない子供になるのだそうです。
 
 ヨーロッパのコーチは、兎に角 子供の話に耳を傾けるのだそうです。
 また、試合の終わったあとミーティングをすぐに切り上げて家に帰すそうです。
 「子供は試合中夢中でボールを追っているため、鮮明に一つ一つのプレイは覚え
 ていない、勝てばうれしい、負ければ悔しい その思いを寝る前に少しだけ思い
 だせばそれでよい」のだそうです。

 試合のあと「あれはダメだ」「このプレイは良くない」とダメ出しを連発していませんか?
 一番ひどいあるチームでは、指導者が試合後のミーティングで「○○のせいで負けたな、次の試合はでられないな」と個人名を言っていました。(・_・;)
 それは、自分の悔しさを子供にぶつけているのだそうです・・・
 一番悔しいのは子供たち本人です。
 そしてまた、わかりきったことを人に言われるほど嫌なことはないですよね
 そんな子供達が次に見違えるような素晴らしいプレイをするでしょうか?
 それも間違いなくNOです。

 それでは、どう子供たちに接してあげれば良いか
「(負けたら)残念だったね、今度は負けないよう練習頑張ろうね。
       今日は何が足りなかったのかな?どんな練習をすればよいかな?
 (勝ったら)一緒に喜んであげる
  小さな一つ一つのプレイに あのトラップは良かったね、ドリブルで一人抜け
 たね、シュートうててすごいじゃない」
 
 そんな話をしてあげるのが一番ではないでしょうか?

 それが、指示待ちをなくして、自分で考え、行動し、責任を持つことにつながるのかもしれません。
 ひいては、創造性のある、アイデアにとんだプレイにつながっていくのではないでしょうか?

フットボールで子供を伸ばす方法(その3-1)2011/01/25

 いかがだったでしょうか?

   「怒らないなんて絶対無理」 「してあげなければいつまでたっても出来っこない」

   「サッカーは教えなければ上手くはならない」
    「言って(怒って)わからなければ、罰を与えればいい」 云々

 それでは、以前お話しした 「サーカスの象」のようになりませんか?


  なぜ、指示したり教えないとできっこないのでしょうか?
  思いこみではないですか?

 ちびっ子に練習後クールダウンのジョックとストレッチをやらせようとした時の事です。

   「走るのやだ」と言った子が何人もいました。
  練習を頑張ったのでもう足が疲れた等子供なりに理由があったのでしょう。

   「良いよやらなくても、でもねクールダウンすると、背が伸びるときに成長痛になら  
         ないかもよ。疲れて足がいたくなったりしないかも。後は自分で考えて」

そう言っただけで、今はみんなするようになりました。

 「いいから、みんなと一緒に言われたことをやれ(怒)」

どちらが体のためによいでしょう?
  どちらが本当に筋肉の疲労がとれるでしょう?
  見た目だけ同じにしても中身が全然違う良い例なのではないでしょうか。

そして、クールダウンという難しく、一生懸命に走った後にさらに走るというつらい事も低学年でさえ理解すれば、することができるのです。

如何ですか?

 勝手に基準を定めてそこからはずれたり、
           大人の言うことを聞かない子にダメだししていないでしょうか?

 

 こう考えてみてはいかがでしょうか?

 この子は今育っている途中なんだ、

なんでも上手に出来る子は、今たんぽぽの花を咲かせているだけかもしれない、

この子はまだ芽がでたばかり、やっとつぼみになったばかりかもしれない、

もしかしたら大輪のひまわりになるかもしれない・・・

 大人が全て先回りをしてやらせるのは体裁の良い造花を作っているだけなのでは・・・

 そんな気持ちになって小さな成長を喜んであげる、
  これだけで全然変わってくるのではないでしょうか?

 

 サッカーもそうです。
   少し体が大きかったり、足が速かったりする子はとても上手に見えます。

 そういう子がみんな一流プレイヤーになるかと言うとそうではないようです。

以前に書いた U-17の日本代表にJ下部組織で選択された子が多いのは、今その
  世代で使える子を集めているからなのではないでしょうか?
   しかし、フル代表になるとその比率が極端に下がるのは、今はまだスカウト
する目が
 日本人にはないからだと本書では言っています。

 今日本代表のエースになりつつある岡崎選手は、高校時代レギュラーではなかったようですね。ボンバー中沢も弱小チームの普通の選手だったようですね、

 
   もう一度 子供達を信じてみては如何でしょうか?

心を鬼にして失敗を経験させてみては?
  子供の事を考えているお母さんにはとてもつらい作業ですが・・・

 

サッカーのコーチという言葉は馬車という意味があるそうです。選手を目的の場所へ導くというイメージでしょうか。

そしてトレーナーという言葉あります、これは調教師という意味だそうです。

せっかくいろいろな可能性を持っている子供達を育てる事ができるフットボールなのに調教してはもったいないですね、

 


最後に メンタルトレーニングの本「Cロナウドはなぜ5歩下がるのか」からの一節です


○ 選手に対して言ってはいけない言葉

「何をやっているんだ」
「何でできないんだ」
「そうじゃないだろ」
「センスがない」


○ コーチと選手の信頼関係を作るには
・相手の話を聞くスキル 
・選手の心情を察知する洞察力
・結果にとらわれずプロセスを肯定する

フットボールで子供を伸ばす方法(その3)2011/01/22

だいぶ前回と間があいてしまいましがた 大みそかのフットボールで子供をのばす方法のつづきです。

 

サッカーは人間を成長させるスポーツなのだそうです。

それは、自発性、自立性、主体性、思考、コミュニケーションなど、人として生きてゆく力を身につける術 
 を凝縮したスポーツだからだそうです。

サッカーは、考える場面や足を使うスポーツなだけにミスの連続、ミスが多いからこそミスを認め合い、相手の考えを認めることが出来るようになるスポーツなのだそうです。

 

だからこそ日々考えさせる習慣化が必要なのですが、日々の生活の中で子供に 「学ばせよう」「考えさせよう」と意識して「子供と対話していますか?」
 子供とコミュニケーションを取るときどうされていますか?

「ああしなさい」「こうしなさい」「それはだめ」なんて言葉を多用して会話になっていないのでは?

 ストレスを感じたとき皆さんはどうしますか?一番多いのはそのストレスから逃げることだと思います。

 前述の指示や否定形の言葉は子供にとっては大変なストレスなのだそうです。そのストレスにさらされると子供はどうするか?なんと、その言葉を脳が遮断してしまうのだそうです。子供達は、言うことを聞かないのではなく、無意識に脳に届かないように遮断しているのだそうです・・・恐ろしいですね、

 逆に心地良い言葉は、脳に自然に入ってくるし、理解をしようともするそうです。さらに、その言葉を発する人間に注意されると、普段心地良いだけに「自分が本当に悪いことをしたのではないか」という思考になるそうです。

 如何ですか?ご自分の言葉は子供達の脳に届いていますか?

 

 実際子供に学ばせよう、考えさせようと意識すると、具体的な指示をする場面はほとんどないのだそうです。

 また、本人が気付き本人が意識して変わらない限り本物にはならないそうです。話を聞かなかったり、しっかりした行動とらないと損をする体験をさせることが必要なのだそうです。

 

 忘れ物をしたら試合に出られない、話をきいていなかったからミニゲームに参加できなかった、忘れ物をしたから先生に怒られた、云々

それでは、子供が可哀想、良いお母さんほどそう思いますね、それを否定してはとても気の毒です、しかし、「あんなちゃらんぽらんの親なのに子供はすごいしっかりしていて」なんて話を聞いたことはないですか?しっかりしたお母さんの子ほど、なんど言っても忘れ物がなくならない、ボトルを出さない、お弁当を出さない、洗濯物を出さないetc ではないですか?

とりあえず可哀想だから、とりあえず恥ずかしいから、親が体裁を整えてしまう、それが子供の成長する芽を摘んでいるのだそうです。

 

ではどうすれば良いか。

 

      先に子供の話を聞く

      認め、考えさせる

      しからない
どうですか?この子は成長している途中なんだ、成長させるにはどうしたら良いか。そんな事を頭に入れながら接してみてはいかがでしょうか?

 

 明日試合です。準備を子供自身にさせたい、どうしますか?

 全部親がバックに入れてしまう。(;一_) そんな子が見受けられますね、中に何が入っているのか把握していない

前日 母   「明日の準備したほうがいいんじゃない?」

    子    「いいよ明日すれば」

    母    「そう、明日じゃソックスとか洗ってなくて準備出来ないかも」

    子   「いいよ明日で(怒)」

    母    「ママが試合でるわけじゃないんだから、自己責任だよ」
    明日 準備出来ればOK 出来なければ試合に出られない、そうすれば次は準備するように
なる。


   できますか、忍耐が必要ですね、でも育てるのです、とりあえず体裁を整えると子供の芽をつんでいるのです。
   そんな些細なことから 考え 行動し 責任をもつ 子にしたいですね。
   その習慣化がカオスであるフットボールを良い方向に導くのではないでしょうか?


   カオスであるフットボールは、その場では、パスが最善だったかもしれません、指導者が「そこはパスだろ」と言うのは簡単です。でも、2度と全く同じ状況は訪れません、似たような状況はあるかもしれませんが、まったく同じ事はあり得ない、それがフットボールです、子供にフットボールを教えるというのは、いろいろなカオスを練習の中で経験させる、それがフットボールの練習なのだそうです。
   日々の生活の中から、自分で考え行動し責任をもてれば、カオスに対応出来る子になってゆくのかもしれません、きっと社会人になっても自分で道を切り開いていける子になっていけるのではないでしょうか?

 ひいては、
素晴らしいフットボーラーにもなれる・・・かも?(^_^)v
 (続く・・・)

フットボールで子供を伸ばす方法(子どもたちへ)2011/01/02

 あけましておめでとうございます。
 「一年の計は元旦にあり」 なにか今年サッカーで頑張る目標はたてたかな?

 ひとつ付け加えてもらいたいことがあります。
 それは、考えながらサッカーをする」です。
 
① 何が一番良いプレイなのか考えながらプレイをする。
 オシム監督は言っています。「日本人は右と言えばみんな右を向く、ヨーロッパの選手は、自分が左だと思えば、平気で左へ行く。」のだそうです。それが、世界で日本が通用しない理由の一つなのかもしれないって、時には見方もびっくりするようなプレイが必要なのかも

 サッカーは、その時々で状況が全く違うスポーツです。(カオス)
 ボールをもらった時の位置やディフェンス、味方の位置でパスなのかドリブルなのかシュートなのかいろいろなプレイが考えられますが、「しなければならないプレイ」も「してはいけないプレイ」もありません。

 「自分のゴール前ではドリブルしない」「自分のゴールの前を横切るパスは出さない」「バックパスはゴールをはずして」とか言われますが、相手がいなければOKだし、絶対にしてはいけないということではないですね、しない方が良いプレイはあるかもしれませんが、してはいけないプレイはほとんどないと思います。

 お父さんやコーチに「ボールの持ちすぎ」「右ではなく左だろ」「何やってんだ?そんなプレイいらない」なんて言われた事はあるかな?
 それは、大人がイメージした、して欲しいプレイをしていないだけで、いらないプレイなんてないんだよきっと「僕はこう思ったからこのプレイをしました」自信をもって言えるようになったら、君もCロナウドに一歩近づけるかも(最初はドリブルとられてばかりいて監督によく怒られたって(^_^;))

 でもね、「コーチの言うことができないなら試合にださないぞ」なんて言われたことがあるかな?そんな時はどうしよう?
 それも考えてみて、きっとコーチはチームとして、してもらいたいプレイのことを言っていないかな? 君の選択したプレイよりもっとよいプレイがあるよって言っていないかな?
 難しいね、自分で考えて最も良いと思ったプレイをすればよいのだけれど・・・コーチがして欲しいチームに必要なプレイもしなければならない。
 フットボールは頭が疲れるスポーツなんだって、どうすれば一番勝てるのか?点がとれるのか?一杯一杯考えてチャレンジしてみよう。

② 今そのポジションで自分ができるプレイ一番得意なプレイは何かを考えてみる
 Y君はサッカーを始めて間もないので細かいドリブルは苦手だけど、足がとても速いので蹴りだしのドリブルはとても上手、この前の試合も右サイドを深くえぐってクロスを何度も折り返し、アシストをしました(拍手)
 そのポジションで自分が出来ること出来ないことを考えて、Y君みたいにできることはどんどんチャレンジ、出来ないことは、例えば DFになったのだけれど足が遅くてFWについていけないなと思ったら、足の速い友達に助けてなんて言えたらとっても強いチームになると思うよ 
 
 そうやって、得意なところを組み合わせて、苦手なところを助け合って試合ができれば、どんな強いところとやってもきっと楽しいよ
 
 サッカーの強いチームは 1人 + 1人 = 2.7人になるんだって

 目指せ頭が疲れるフットボーラー 
 (学校の勉強が出来る子はフットボールもきっと上手(^_^;)かな?) 

 最後にもう一つ、学校の準備もそうだけど次の日の試合の準備は自分達でしているかな?
 自分で考えて着替えなんかも用意して、忘れ物がないように準備して試合にのぞむくらいの事ができないと、試合中にとっさに一番良いプレイを判断してするなんてできないと思うよう。
 次の日の準備ができるようになるのも練習の一つです。
 なるべく自分でするようにしよう

フットボールで子供を伸ばす方法(その2)2010/12/31

考えさせる・・・

 なぜ子供たちにサッカーをやらせているのですか?
 子供がやりたいといったから?体力づくり?Jリーガーにさせるため?etc
 (いずれにしろ目先の試合に勝つためでもないし、ドリブルシュートができるようになるためではないような気がするのですが・・・)
 
 なんのために子供を育てているのですか?
 人に恥ずかしいと思われないため?

 少し前の平日朝の我が家の光景です(-"-)
「今日は○○があるんでしょ?○○持った?」
「半ズボンじゃ寒いから、こっち(長ズボン)はいて行きなさい」 etc
 管理人「いいだ、自分で判断したなら、寒くて風邪をひけば次は長いのはくようになるだから、自分で気づかなきゃ忘れ物もなくならないよ・・・」
「だって、恥ずかしいじゃない(かわいそうじゃない)」etc

 学校の先生方は、
「学校ではみんなと同じようにしっかり話を聞くよう家庭でもお子さんに言い聞かせてください」(;一_一) 「家で宿題をさせてください」etc

 サッカーでは(一般的な話なのであしからず)
「そこはドリブルだ」「ほら逆サイドへパス」「シュート打て」「走れ、さぼるな」etc
 
 日々の生活の中で子供たちに考え行動させているでしょうか?

 日本人は村を作り共同作業を行ってきた農耕民族です。厳しい自然環境のなかで助け合って生きてきた民族です。ですから、突出した個性よりは、共同作業が出来る調和のとれた人間を尊ぶ国民性なのかもしれません。

 一方スポーツに目を向けると、国技と呼ばれる 相撲、柔道、空手等は型があります、まさに要素還元論的に上手くなるとは型を覚えること?(違っていたらご指摘ください。最近のカオス的なレスリングのような柔道では、その型が通用しなくなってきているような気がするのですが・・・)
 長らく準国技的に扱われていた、野球も打つのも投げるのも基本となるフォームがあります、そのフォームを覚えることである程度は上手くなれます。
 ですから、相撲等では親方(師匠)がいて技を伝授してくれます。
 野球は、攻撃でも守備でも1球1球監督が指示できる、選手を将棋の駒のように扱える変なスポーツです。

 一方社会では、一流企業に入れば、一流大学に入れば幸せになれる、塾に行けば成績が上がる。(その神話も最近は崩壊しているようですが・・・)
 お母さん方お得意のダイエットも「○○ダイエット○○さえ食べれば痩せられる」(^_^;)

 日本人は、みんなと同じ型にはまる事で安心し、要素還元論的○○さえすれば結果が出ると信じることに慣れている(すがっている)のかもしれません。それは、自分で責任をとらなくてよいから・・・?
 自分で考えられないのは子供たちが悪いわけではなく、自分で考え行動する事になれていない民族性なのでは?社会や大人達が子供が考える芽を摘んでいるのでは?と思ってしまうのですが・・・
 ですから、テクニックはあるが、カオスであるフットボールが苦手なのかもしれません。

 前説が長くなってしまいましたが、なぜ子供にサッカーをやらせているのか?なぜ、子育てをしているのか?
 いろいろな理由はあると思いますが、サッカーは前述のオシム監督の言葉のように「人生のいろいろな事が学べて、子供を育てることができる」スポーツなのだそうです。
 折角そんなチャンスに巡り合っているのですから、使わない手はないですよね。

 それでは、どうすればよいか?
 本書では、次のように提案されています。

① 「学ばせよう」「考えさせよう」と意識して「子供と対話しましょう」
② 「恐怖の教育」と呼ばれる日本的な教育をやめましょう
③ 1+1は田んぼの田
④ デンマークサッカー協会の10カ条

 ここで今年もあとわずかとなってきました。続きはまた来年に・・・

 泣いたり笑ったり怒ったり、本当に楽しいスポ少の1年でした。
 来年も是非、子供を育てるため、そうして子育てに頑張ってきたちょっぴりのご褒美に、子供たちに楽しませてもらいましょう。

 それでは、良いお年を・・・
  

フットボールで子供を伸ばす方法(その1)2010/12/28

前日本代表オシム監督の言葉です。
「フットボールは人生の縮図のようなものだ。人生のいろいろなことが学べる。フットボールで子供を育てる事が出来る。フットボールは、考える力、自立する心、乗り越える力、仲間を慈しみ愛する心、フットボールには教育的要素が凝縮されている。」
 これは、私の子育てのポリシーに通じる言葉が凝縮された2冊の本の中の言葉です。
 ジェフ千葉でコーチをされ、最年長のちびっ子コーチを自負される池上正氏著の2冊の本「サッカーで子供をぐんぐん伸ばす11の魔法」及び「サッカーで子供がみるみる変わる7つの目標」で最近出会ったサッカー指導書と言うよりは、育児書のようなバイブルの中の言葉でした。
 これまで述べて来た、戦術的ピリオダイセーションもこのポリシーに通じるものがあるように思います。
 カオス状態の中、自分で考え答えを見つけ行動し、仲間を信頼して最善のプレイを選択し、自分のプレイに責任を持つ。まさに人生の縮図ですね・・・

 しかし・・・

 この本の中で最大の忠告、メッセージは 「大人が変わらなければならない」
だそうです。
 特に、お母さん方や指導者(貢川の指導者には該当しなくて一安心一般的にという意味でご理解ください)には耳が痛い話が出て来ます。
 しかし、冷静に自らを省みることで子供たちのためになるなら、一読の価値はあると思います。
 この本のもうひとつにして最大のメッセージは「子供を育てることを主眼に置く。」ということのようです。
 あれこれ子供のためを思って大人がすることが、子供を育てる芽を摘んでいる、フットボールが上手くなる要素を否定しているということを気づく必要があります。
 これまでの(大人達の)自己否定になりますので、なかなか受け入れがたいかもしれませんが、今の貢川の子供たちを取り巻く環境はそれほど苦労せずに、理想像に近づけるような気がしています。
 なぜなら、皆さんがとてもこの本に近い感覚をお持ちだからです。
 壮大なる実験として、(言葉が悪いですが)子供を育てるため、フットボールが上手くなってもらうためのキーワードをこれから書いていこうと思います。
 カオスの中のバタフライ効果として、子供たちのためになれたらこんなにうれしいことはないですね。
 でも、間違っていたらどんどん指摘して頂きたいと思います。
 全ては子供たちのために・・・